
本記事では、鹿のフンはどのような特徴を持つか、他の動物のフンとどう異なるかなどの視点から、鹿のフンの見分け方を解説していきます。
鹿のフンを見つけた時の注意点にも触れていますので、山に入る前にぜひ一度ご覧いただき、安全にトレッキング等を楽しんでいただければ幸いです。
※実際のフンの写真を掲載しておりますので、閲覧の際はご注意ください
鹿のフンはこれ!形状・大きさ・特徴をチェック

鹿のフンの特徴は、コロコロとした丸くて小さなフンであることです。形はハッキリとしており、固形なことが多く、色は茶色〜黒です。
さらに、通常一箇所で数個〜数十個の数があり、小さな石の集まりのようになっていることが多いです。
鹿は歩きながら少量ずつフンをする傾向があるため、一箇所見つけたら近くに別のフンがある可能性もあります。
鹿のフンの形状と色

ここでは鹿のフンの形状と色について紹介します。
鹿のフンはなぜ丸い?
鹿のフンが丸い理由は、腸が長く、一定間隔の収縮で水分を吸収しているためです。また、草食動物であるため、フンの形を維持しやすく、結果的にコロコロとした形あるフンが出てきます。
色の違いは何を意味するのか?
鹿のフンの色の違いは、フンの新しさを意味します。
新しいフンは薄い茶色で、古いフンは黒い色をしています。古くなるにつれ水分がなくなり、乾いていくことが特徴です。
鹿のフンと他の動物のフンの見分け方
ここでは鹿のフンと、他の動物のフンの見分け方を紹介します。
イノシシのフンとの違い
イノシシのフンは鹿のものと比べるとやや縦長でやや水っぽいことが特徴です。犬のフンに似ており、鹿のフンと間違えるケースは少ないです。
ウサギのフンとの違い
ウサギのフンは小さくコロコロとしていることが特徴です。シカのものと比べると丸に近く、草を集めたような見た目が特徴的なため、事前に知っていれば間違えるケースは少ないです。
クマのフンとの違い
クマはその時々で食べたものによりフンの形状や質感が変わります。しかし、そのほとんどがシカと似ているケースがなく、大きなフンがまとめて置かれているようなイメージです。
カモシカのフンとの違い
カモシカとシカのフンは非常に似ており、判別が難しいです。
判別するにはフンの量を確認します。カモシカは鹿に比べ一箇所で多くのフンを残すため、大量にフンが残っている場合はカモシカの可能性があります。
一般的には、一箇所で300粒以上ある場合はカモシカのものだと言われています。
鹿のフンを見つけたときの注意点

鹿のフンを見つけた時の注意点は、絶対に素手で触れないようにすることです。
鹿のフンはE型肝炎になるリスクがあります。また、万が一体内に入ってしまうと腸管出血性大腸菌やQ熱などの原因になり得るため、取り扱いには注意が必要です。
どうしても処理しなければならない場合は、使い捨てのゴム手袋を用意し、処理後は必ず破棄するようにしてください。さらに手の消毒も忘れずに行い、感染症対策を万全にする必要があります。
まとめ|鹿のフンの見分け方と適切な対応
鹿のフンは丸く小さな形状をしており、歩きながら少量ずつ排泄するため、周囲に複数のフンが見つかることが多いです。
新しいフンは茶色く、時間が経つと黒く乾燥する特徴があります。他の動物との違いでは、イノシシは縦長で水っぽく、ウサギはより球形で草が多く含まれています。
最も似ているのはカモシカのフンですが、一箇所に大量に残される傾向があるため量で判別できることがあります。
鹿のフンを見つけた際は、絶対に素手で触れず、感染症対策を徹底することが重要です。E型肝炎や腸管出血性大腸菌のリスクがあるため、処理する場合は使い捨て手袋を着用し、消毒を徹底しましょう。
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