山で役立つ熊笛!熊との遭遇を避ける効果と選び方ガイド

山で役立つ熊笛!熊との遭遇を避ける効果と選び方ガイド

山中で熊と遭遇しないための第一歩は、自分の存在を知らせることです。そのために活躍するのが今回紹介する「熊笛」です。

本記事では、熊笛の仕組みや効果、熊鈴との違い、さらに安全な使い方について詳しく解説します。

安全に登山やキャンプを楽しむためにも、事前知識としてぜひご覧ください。

熊笛(くまぶえ)とは

熊笛(くまぶえ)とは

熊笛とは、登山などで使われる笛で、熊との遭遇を避けることを目的に使われます。熊は本来臆病な動物なので、遠くから笛の音で「人間がここにいるぞ」と知らせることで離れていきます。

一般的にはスポーツで使われるようなホイッスルタイプのものがほとんどですが、中にはスプレー缶にラッパがついたようなベアホーンと呼ばれるタイプのものもあります。

熊笛の効果

熊笛は高音で遠くまで響き渡ります。音が拡散しがちな山間部でも遠くまで音が届くため、熊のいる山では必須のアイテムです。

ベアホーンタイプのものは大音量で響き渡るので、より遠くまで音が届きます。しかし、ホイッスルタイプのものに比べると重たい、ガスが切れると使えないなど欠点もあります。

熊笛の使い方

熊笛の使い方

熊笛(ホイッスルタイプ)の吹き方は普通のホイッスルと同様です。吹く時に穴を塞がないよう注意しましょう。歩いている時に一定間隔で吹くと熊に存在を知らせることができます。

ベアホーンタイプのものを使う場合はボタンを押すと大音量が鳴ります。ロック機能が搭載されていることもあるので、山に入ってから一度試しに鳴らしてみましょう。

基本的にはホイッスルタイプを使用して、必要があれば補助的にベアホーンタイプを使用することをおすすめします。

熊笛と熊鈴どっちを使ったほうがいい?

熊鈴はリュックにつけているだけで音を鳴らしてくれるので、体力を使わずに済みます。

熊笛は吹く力は必要なものの、大きく高い音が出せるので遠くまで響きます。特に遭難や滑落時には役立つアイテムです。

基本的には熊鈴をリュックなどにつけて、歩きながら音を鳴らしましょう。見通しが悪くなった場所や天候が悪く鈴の音が聞こえにくい場合、立ち止まる時間が長い場合は熊笛を吹くなど使い分けがおすすめです。

熊鈴についても数種類あり、選び方を含めて以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。

熊の被害にあわないために必要なこと

熊の被害にあわないために必要なこと

熊の被害にあわないためには、そもそも会わないようにする準備と、会ってしまった時の撃退方法を学んでおくことが重要です。

まず、熊笛や熊鈴などを使用し、人間の存在を知らせることでそもそも熊と出会わないようにします。万が一出会ってしまった時のための対処法や熊撃退スプレーを用意しておくなど、事前の知識・技術の習得も必要です。

それぞれについては以下の記事で解説していますので、準備段階でぜひご覧ください。

熊避けスプレーで助かった人はいない?事例と正しい使い方を解説

熊に遭遇したらやってはいけないことは?正しい対処法も伝授

まとめ

熊笛は高い音で遠くまで音を響かせ、熊に人間がいることを知らせ、遭遇を避けるために使います。

歩いている最中は熊鈴を使い、休憩時や立ち止まった時などは熊笛を定期的に吹くことで体力の消耗を抑えながら熊に存在を知らせられるため使い分けがおすすめです。

ベアホーンタイプのものはより大きな音を鳴らせますが、ガスが切れると使えなくなるなどのデメリットもあるため、あくまで補助的に使いましょう。

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