熊が危険な時期はいつ?遭遇リスクを減らす安全対策

熊が危険な時期はいつ?遭遇リスクを減らす安全対策

熊には特に危険な時期があります。せっかくのレジャーを台無しにしないためにも、時期や場所を見極めることが大切です。

本記事では、熊の行動パターンや遭遇リスクの高い時期、さらに効果的な対策アイテムや緊急時の対応方法を詳しくご紹介します。

安全に山の中でのレジャーを楽しむためにも、ぜひ事前にご覧ください。

熊に最も遭遇しやすい危険な時期は冬眠前後

熊に最も遭遇しやすい危険な時期は冬眠前後

熊に遭遇しやすく、危険な時期は冬眠前後です。具体的には4〜5月と、9〜11月が危険な時期になります。

まず、冬眠から目覚めた直後の4〜5月は基本的に昼間行動します。平地部分だけでなく、木の上にいることもあるので山の中は特に注意しましょう。

次に、冬眠直前の9〜11月の熊は、エサを求めて日夜問わず行動することがあります。涼しくなってきた時期に山菜採りにいって襲われてしまうケースもあります。

熊の冬眠について詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせてご覧ください。

熊はどこで冬眠する?安全に冬の自然を楽しむための基礎知識

熊が出やすい場所は?

熊が出やすい場所は?

冬眠明けは、オスはそれぞれの行動圏内で移動し、子を産んだメスは冬眠していた穴やその周辺に止まっていると言われています。そのため、冬眠明けの4〜5月に冬眠穴が発見されていた場合は近寄らないよう注意しましょう。

冬眠前はとにかく食料を求めているため、山の中だけでなく人里に降りてくることもあります。この時期は森の中だけでなく、道路にも出てくることがあるため帰り道にもご注意ください。

また、熊の行動には個体差があります。一般的なヒグマやツキノワグマには当てはまるが、その山の熊には当てはまらないというケースも時としてあるため、必ず目撃情報を事前にチェックしましょう。

近くに熊がいるかどうかは痕跡からも判断できます。以下の記事では熊の足跡について解説しておりますので、あわせてご覧ください。

熊対策に必須!熊が怖がるもの

熊対策に必須!熊が怖がるもの

熊対策ではまず熊に合わないようにするものがあります。例えば熊鈴や熊笛などです。どちらも音を立てることで熊に対し「人間がここにいるぞ」と知らせるためのものです。

熊は本来臆病な動物ですから、遠くから人間の物音がしただけで離れていきます。

しかし、偶然にもばったりと熊と出くわしてしまうことがあります。至近距離で突然出会ったことで熊が興奮してしまうと、大きな音は効きません。そんな時には熊スプレーが役に立ちます。

熊スプレーはカプサイシンなど辛み成分があるエキスを噴射するスプレーで、熊の顔目掛けて噴射することで撃退する仕組みです。

それぞれの熊対策製品については以下の記事で解説しているため、準備の段階でぜひご覧ください。

熊に遭遇したらやってはいけないこと

最もやってはいけないことは背中を向けて逃げることです。熊は逃げるものを追う習性があり、熊に襲う気がなかったとしても背中を向けることで襲われることがあります。

熊と向かい合ってしまった場合は、ゆっくりと熊の方を見ながらあとずさりして離れましょう。この時、熊の目を見るのではなく全体の動きを見ることがポイントです。

その他にも熊と遭遇した時のNG行動が多くあります。以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。

まとめ

熊に遭遇しやすい危険な時期は冬眠前後(4~5月、9~11月)です。春は昼間に活発に動き、秋はエサを求めて昼夜を問わず行動します。

熊に出会わないようにするには、熊鈴や熊笛で人間の存在を知らせることが重要です。また、遭遇した時に背を向けて逃げるのは絶対にやめましょう。

冷静に距離を取り、熊スプレーを携帯するなどの対策を徹底してください。正しい知識を持ち準備することで、安全に登山を楽しめます。

シューティングサプライではこの他にも、熊に関する情報を多く掲載しています。山の中に入る前に知っておくことで、身を守るための知識にもなりますのでぜひご覧ください。

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