「熊は夜行性?」誤解されがちな生態と遭遇を避けるコツを解説

「熊は夜行性?」誤解されがちな生態と遭遇を避けるコツを解説

「山の静けさを楽しんでいたら、突然目の前に熊が…」

熊が夜行性かどうかを知ることで、比較的安全な行動時間を選べます。

本記事では熊の季節ごとの活動から遭遇しやすい時間帯、そして遭遇を避ける方法を解説します。ハイキングやキャンプを楽しむ前にぜひ一度ご覧ください。

熊は夜行性?

熊は基本的に昼行性で、夜明け前〜日没前後まで活動し、夜になると眠ることが多いです。

また、冬眠明けは活動量も少なく、寝たり起きたりを繰り返すなど、時期によって活動量が変わることも特徴の一つです。

夜に活動するのは9月〜11月頃の飽食期で、冬眠のために寝る間も惜しんで食べ物を探します。

さらに、状況によっても活動時間は変わります。慣れた森で生活するなら昼に活動しますが、人里など慣れない環境に身を置くと夜に行動するようになることが特徴です。

監視カメラの映像などで夜に熊が撮影されるのは、このことが関係しています。

熊は昼間どこにいる?

熊は昼間どこにいる?

熊は昼間、基本的に山の中で行動します。森の中を歩いていることはもちろん、木に登ったり、川を泳いだりすることも珍しくありません。

基本的には一定の行動圏内で生活しているため、熊の痕跡を見つけた場合は周囲の警戒が必要です。熊の存在をいち早く察知するためには、熊の痕跡がどういったものかを知っておく必要があります。

詳しくは以下の記事で解説しておりますので、山に入る前にぜひご覧ください。

熊に遭遇しやすい時間帯

日本には北海道の「ヒグマ」と本州の「ツキノワグマ」が生息していますが、それぞれの一年の生活サイクルは似ています。

具体的には以下の通りです。

期間時間帯
3月頃〜5月頃日中だが、熊が寝たり起きたりするので遭遇率はやや低め
6月〜8月頃日中〜夕方
9月〜11月頃日中〜夜間
11月下旬頃〜3月頃冬眠のため遭遇率は低い

ただし、これはあくまでも一般的な例です。地域や個体により活動時間は左右します。この時期だから安心、ということではないため熊対策は必ず行いましょう。

熊との遭遇を避けるには

熊との遭遇を避けるには

熊との遭遇を避けるには、まず熊鈴や熊笛など音が鳴るもので熊に人間の存在を知らせることです。熊は本来臆病な動物なので、自然界のものではない音が聞こえると人間かいると察知し逃げていきます。

しかし、ばったりと出会ってしまうことも稀にあります。そんな時のために熊避けスプレーも用意しておきましょう。やや値は張りますが、自分の命を守ってくれるアイテムです。

それぞれの熊避けグッズについては以下の記事で解説しておりますので、あわせてご覧ください。

まとめ

熊は基本的に昼行性で、夜間は活動せず休んでいることが多いです。しかし、時期や場所、環境によって活動時間は左右されるため、熊対策は万全にしておきましょう。

特に熊の痕跡の特徴を知っておくといち早く発見でき、準備の時間が生まれます。熊避けアイテムも数多くあるので、知識と物品両方の面で準備をしてから山に入ることをおすすめします。

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