本記事では日本の熊を中心に特徴を解説していきます。また、海外の熊についても簡単に解説しますので、熊に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
記事の最後には熊の狩猟についても触れていますので、ぜひこの機会にお読みいただければと思います。
日本に生息する熊の種類一覧
日本には主に「ヒグマ」と「ツキノワグマ」2種類の熊が生息しています。
ヒグマ
日本では北海道にしか生息しない大型の熊です。オスだと全長150〜200cmで、体重は150〜360kgになるなど個体によってはかなりの巨体になります。
全力疾走では50〜60km/hの速度を出せると言われており、自動車並の速度です。
クマ科8種の中では最も広い分布域をもち、ユーラシア大陸や北アメリカ大陸にも生息しています。北海道に生息しているのは亜種のエゾヒグマです。
ツキノワグマ
ツキノワグマは本州に生息する熊で、九州以外ほとんどの地域に生息しています。胸に月の輪のような模様があることが特徴で、名前の由来にもなっています。
全長110〜140cm、体重40〜120kgと、ヒグマと比較するとやや小型です。走る速度は40km/hといわれており、人間では逃げ切れない速度です。
国外では台湾や中国南部など主にアジア圏に生息しています。
世界の熊の種類とその特徴
ここでは世界の代表的な熊を紹介しましょう。
ホッキョクグマ: 北極の支配者
いわゆる「白くま」と呼ばれる熊で、地上最大級の肉食動物です。その名の通り北極圏に生息する熊で、個体の60%はカナダにいるといわれています。
ヒグマよりも大型な個体が多く、オスであれば全長200〜250cm、体重400〜600kgほどといわれています。
北極にいる個体は多くの時間を海の氷の上で過ごすため、泳ぎが得意で何時間も泳げるほどです。また、寒さに耐えるべく捕らえた獲物死亡を食べ、分厚い皮下脂肪を貯めるようにしています。
日本でも多くの動物園で見られるため、海外の熊の中では馴染み深い種類かと思います。
グリズリーベアー: 北米の大型肉食動物
別名ブラウンベアーとも呼ばれるグリズリーベアーは、ヒグマの亜種です。
北米大陸の北西側に多く生息し、産卵前のサケが上がってくると集まるなど、熊というイメージ通りの特徴を持ちます。
日本では「ハイイログマ」と呼ばれ、一部の動物園で見られます。
ジャイアントパンダ: 愛される草食熊
ジャイアントパンダは、分類として食肉目クマ科に分類されており、主な生息地は中国の南西部、中国語では大熊猫と書きます。
他のクマ科と比べて異なる点は野生でも冬眠をしないこと。さらに、1日で10kg以上もの餌を食べます。
日本では動物園のマスコットキャラクターとして人気であり「客寄せパンダ」という言葉が生まれるほどです。
熊の狩猟について
実はツキノワグマの狩猟が認められているのは非常に珍しく、世界的では絶滅危惧種として認定されている地域もあります。
日本では平安時代から狩猟していたともいわれており、ツキノワグマの猟は長い歴史を持ちます。
ヒグマについてはアイヌの時代から生息しており、狩りが行われていました。明治時代に北海道となってからも狩りは続き、現代の「春グマ駆除」は1990年に一度休止したものの、現在は個体数の増加により再開しています。
まとめ
日本には「ヒグマ」と「ツキノワグマ」が生息しています。
ヒグマは北海道に生息し、大型な熊です。ツキノワグマは九州以外の四国に生息し、ヒグマと比べるとやや小型な特徴を持ちます。どちらも大昔から現代まで狩猟が行われている歴史があります。
クマ撃ちについては以下の記事で詳しく解説しています。狩猟に興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
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