弾倉とは?基本と種類、狩猟で使える場面を解説

弾倉とは?基本と種類、狩猟で使える場面を解説

本記事では、弾倉の基本や種類、狩猟で使える場面を解説します。

特にライフル銃を使う時のポイントについて解説していますので、これからライフル銃を使いたい、ハーフライフル銃を試してみたいといった方はご覧ください。

また、狩猟で弾倉を使用する際の注意点についても触れています。すでにライフル銃をお持ちの方もぜひご確認ください。

弾倉とは?基本を紹介

弾倉とは、弾の装填を簡単にするための装置です。別名マガジンとも呼ばれます。日本では主にライフル銃や散弾銃、ハーフライフル銃、エアライフル銃などで使用されるものです。

弾倉の基本的な役割

弾倉の基本的な役割は、弾をすぐに装填し、連発できるようにすることです。固定されているものは次弾装填のために存在し、着脱式のものは再装填までのスピードを大幅に減少させます。

主に連発式の銃に装備されており、元折れ式の二連銃(上下二連銃など)を除き、多くの銃に装備されています。

弾倉の仕組み

弾倉の仕組みは、多くの場合バネや板バネなどで弾を押し上げることで銃の中に弾を入れる仕組みになっています。

ただし、中にはチューブ式弾倉など、内蔵式で銃の先端に向け弾を入れていくタイプのものもあります。弾倉の形によって仕組みも変わることをご認識おきください。

弾倉の種類

弾倉には固定式弾倉と着脱式弾倉があります。多くの場合、固定式弾倉の場合は銃の上部から弾を押し込むように入れ、着脱式の場合は弾倉の上部から弾を入れる方式です。

また、銃によって種類は様々で、日本の狩猟で使える弾倉だけを見てもライフル銃やハーフライフル銃に付属しているもの、エアライフルに装着するもの、散弾銃に内蔵されているものなど様々な弾倉があります。

例えば、自動式やアンダーレバー式の銃はチューブ弾倉が主であり、ボルト式のライフルは箱型弾倉や固定弾倉が主など、銃の種類によって装備している弾倉の傾向が異なります。

弾倉の容量と用途

日本の法律では、ライフル銃の弾倉には最大5発までしか弾を入れられません。そのため、弾倉に6発以上装填できるライフルは使用できないためご注意ください。ハーフライフル銃の場合は、散弾銃であるため最大2発までの弾倉しか使用できません。

狩猟の現場では獲物を発見してから弾を装填することが法律で定められています。本来であれば発見、弾込め、狙うといったステップが必要になるところを、弾倉により時間を短縮できます。

また、獲物が逃げた際に弾を取り出す脱包も、着脱式弾倉があればスムーズに行えます。

固定式弾倉やチューブ式弾倉の場合、取り外しができないため、確実に脱包し、弾倉内を空にする必要がある点にご注意ください。

弾倉の取り扱いに関する注意点

弾倉の取り扱いで特に注意が必要なのは紛失です。着脱式弾倉で、弾を入れた弾倉を外した場合、確実に脱落しない場所に入れておく必要があります。

過去の事例では、実弾を無くしてしまい約50人体制で捜索したこともありました。弾の紛失は迷惑をかけるだけでなく、最悪の場合命に関わる事故に繋がりかねません。取り扱いには十分ご注意ください。

弾倉のメンテナンス

また、弾倉のメンテナンスも重要です。バネや板バネ部分が錆びつくと動作が鈍くなり、装填不良を起こします。

特に鹿や熊などは手負いにすると危険なため、確実に仕留めることが求められます。1発目の当たりどころが悪く、仕留めきれない、そんな時に装填不良を起こしてしまうと、最悪の場合命に関わります。

動物を確実に仕留めるためにも、自分の命を守るためにも弾倉のメンテナンスは確実に行いましょう。

基本は外側や内側についた土汚れを取り、金属部分に油をさす程度で問題ありません。ただし、動作が鈍い、異音がするなどの場合は銃砲店に持ち込み整備を依頼しましょう。

違法改造のリスク

違法改造については法律違反になるだけでなく、事故のリスクが高まります。自分の命と狩猟仲間の命に危害を加えないためにも、絶対に改造はやめましょう。

まとめ:弾倉の選び方と重要性

弾倉は基本的に銃に付属しているものを使用します。着脱式の弾倉で、メーカーが単体で発売している場合は、予備として購入するのも1つの手です。

着脱式弾倉があると、狩猟の際の弾込めがスムーズになります。脱包もスムーズにできるため、これから購入予定の方はぜひ弾倉にも注目してお選びください。

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