本記事ではローストビーフならぬローストベニソンの作り方を紹介します。
前半は初心者の方向けに、炊飯器でできる簡単レシピをご紹介。後半では、スペアリブを使った贅沢なおつまみロースト料理をご紹介します。
ローストビーフを作ったことがない方や、これからジビエ料理を始めたい方にとっても簡単に始められる調理方法なため、ぜひご覧ください。
ローストベニソン(鹿肉のロースト)
※写真はイメージです
オーブンを使わず、炊飯器とフライパンのみでできるためご家庭で作りやすい調理方法です。調理過程も放置できる点が多いため、比較的簡単に作れます。
材料
- 鹿肉のロース 300g
- 塩 小さじ⅓
- コショウ 小さじ⅓
- 醤油 小さじ2
- 酒 大さじ2
- はちみつ 小さじ2
- ニンニク 適量
- ローズマリー 適量
調理手順
- フォークで鹿肉を突く(味を染み込ませるため)
- 塩、コショウをまぶす
- 酒、醤油、はちみつ、ニンニク、ローズマリーを加えてジップロックに入れる
- 冷蔵庫で一晩寝かせて漬け込む
- 炊飯器に沸騰させたお湯を入れる
- ジップロックごとお湯の中に入れて90分ほど保温で放置する
- ジップロックから取り出し、表面を焼いて完成
鹿のスペアリブのロースト
※写真はイメージです
スペアリブを贅沢に使ったローストで、おつまみにピッタリの料理です。手に持って被りつける料理で、ジビエらしい楽しみ方ができるのも特徴です。
※オーブンが必要なレシピです
材料
- 鹿のスペアリブ 1/2頭分
- たまねぎ 330g
- にんじん 150g
- オリーブオイル 90ml
- ニンニク 25g
- 赤ワイン 1L
【合わせ調理料】
- コラトゥーラ 小さじ3
- はちみつ 小さじ3
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 小さじ1
- フレッシュタイム 適量
調理手順
- たまねぎ、にんじんを2~3cm角に切る
- 鍋にオリーブオイルとニンニクを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら1を加える
- 野菜に半分ほど火が入ったら赤ワインを注ぎ、アクを取りながら煮立たせた後、冷ます
- 【合わせ調味料】を加えて混ぜてマリネ液を作る
- マリネ液とスペアリブを真空パックに入れて、冷蔵庫で一晩寝かせ漬け込む
- スペアリブを取り出して水気を拭き、塩やこしょうを振ってフライパンで表面に焼き色をつけ、200℃のオーブンで焼く
- 再びフライパンにスペアリブを入れ、油をかけながら焼いていく
- 十分に火が通ったら皿に移し、粗塩、こしょうで味を整えて完成
必要な加熱温度と加熱時間
加熱温度 | 加熱時間 |
65℃ | 15分 |
66℃ | 11分 |
67℃ | 8分 |
68℃ | 5分 |
69℃ | 4分 |
70℃ | 3分 |
75℃ | 1分 |
※農林水産省「ジビエ利活用に関する資料」を基に作成
殺菌の基準は、75℃で1分と言われています。加熱温度が低くなればなるほど、必要な加熱時間も増えますのでご注意ください。
また、上記の温度は表面温度ではなく、中心温度な点にも注意が必要です。
特に炊飯器を利用する場合は、保温の温度が機種ごと異なります。十分に加熱した状態でなければ、感染症や食中毒による体調不良に繋がりかねませんので、ご注意ください。
まとめ
ローストビーフならぬローストベニソンは、おかずにして良し、おつまみにして良しの料理です。
調理方法も複雑な過程はなく、漬け込み放置する場面が多くあります。時間はかかりますが、その分味が染み込んだ濃厚なローストベニソンが出来上がるため、ぜひお試しください。
後半で紹介したスペアリブのローストは中級者〜上級者向けの内容です。ジビエ料理に慣れてきたら、チャレンジしてみましょう。
シューティングサプライでは、この他にも鹿肉を使ったレシピを多く公開しています。これからジビエ料理を始めたい方にとって作りやすい物を選んでいるため、ぜひ参考にしてください。
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