空薬莢の所持は違法になる?対象になる法律と廃棄方法を解説

空薬莢を所持しているだけで違法になることは稀です。しかし、中には違法になるケースもあるためリスク管理のために知識を身につけておきましょう。

基本的には火薬類取扱許可証と銃の所持許可がない場合、実包の空薬莢を所持しないことをおすすめします。

空薬莢の所持は違法?

基本的に、国内で使用される空薬莢のみの所持で違法になるケースは少ないです。

ただし、発射後であっても不発弾や、雷管の機能が生きているものや、火薬の所持は火薬類取締法違反になるケースがあります。(正当な理由以外で所持していた場合を指します)

あくまでも、発射機能を有さない空薬莢(ケース)のみを所持している場合が、違法にならない点にご注意ください。

空薬莢所持が違法となるケース

海外から無許可で持ち込んだ空薬莢は関税法違反になるケースがあります。これは、発射に機能を有さないものであっても、違法になる可能性があるのでご注意ください。

また、空薬莢を基にハンドロード(弾の作成)を行った場合は、適切な許可を受けていないと違法になります。例えば、火薬類取扱の許可が無い状態でライフル実包の空薬莢を持ち帰り、火薬や雷管を装着した場合など。

違法とならないための空薬莢の所持方法

基本的に、火薬類取扱許可証や銃の所持許可証を持っていない場合、実包の空薬莢は所持しないことをおすすめします。

コレクション目的でしたら、モデルガンやキーホルダーでも精巧に作られているものがありますので、そちらの方がリスクなしで集められます。

万が一、空薬莢が家の倉庫から出てきてしまった(祖父が猟師だった場合など)時は、適切な方法で廃棄をお願いします。

空薬莢の廃棄方法

空薬莢は装弾の廃棄は、お近くの銃砲店までお持ちください。一般的には有料で廃棄してくれる所が多いです。

過去に某市内のゴミ集積場で、装弾25発が発見される事件がありました。違法なだけでなく、非常に危険な状態であり、最悪の場合近隣住民の死亡事故に繋がるため、廃棄は適切に行ってください。

まとめ

基本的に、日本国内で使用されている弾の空薬莢を所持しているだけで違法になることは稀です。ただし、海外から無許可で持ち込んだ場合や、ハンドロードを行った場合などは違法になる可能性があるためご注意ください。

発射機能が無いとは言え、万が一のリスクもありますので、コレクション目的の方はモデルガンやキーホルダーなどをお求めいただければと思います。

万が一、空薬莢が出てきた場合はお近くの銃砲店にご相談ください。

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