本記事では、鹿肉に多く含まれる栄養素について解説します。それぞれ、どのような効果が得られるか具体的に説明しておりますので、栄養面からジビエを検討している方はぜひご覧ください。
特にダイエット目的で筋トレをする人や、筋肉を大きくしたい人にとってはこれ以上ないほど良いお肉ですので、必見の内容です。
鹿肉に特に多く含まれる栄養素
鹿肉には、特に以下の栄養素が多く含まれています。
- たんぱく質
- 鉄分
- ビタミンB2・ビタミンB6
- アセチルカルニチン
たんぱく質
鹿肉には100gあたり22.6gのたんぱく質が含まれています。三大栄養素の一つでもあるたんぱく質は、人体にとって欠かせない栄養素です。
しかし、たんぱく質は不足しやすく、意識して摂取しないと必要量を摂れないことが多くあります。鹿肉であれば、300gほど食べると一日に必要なたんぱく質を摂取可能です。
また、筋肉の回復だけでなく、内臓や骨、髪などの材料になるほか、正しく摂ることで免疫力の低下を防いでくれます。
鉄分
鹿肉には100gあたり3.4mgの鉄分が含まれます。
鉄は赤血球を作るために必要なミネラルであり、摂ることで貧血を防いでくれます。鹿肉に含まれる鉄分は「ヘム鉄」と呼ばれるもので、吸収力が高い鉄分です。
ビタミンB2・ビタミンB6
鹿肉には多くのビタミンB2とビタミンB6が含まれていることも特徴です。100gあたりビタミンB2は0.32mg、ビタミンB6は0.55mg含まれます。
ビタミンB2は脂肪の代謝を促し、効率よくエネルギー転換してくれるためダイエット時に特に摂りたい栄養素です。
ビタミンB6はタンパク質の代謝を高めて、筋肉や血液を作るサポートをしてくれます。こちらは筋力トレーニングをする時に多く摂りたい栄養素になります。
アセチルカルニチン
鹿肉に含まれる栄養素の中で、見逃せないのが「アセチルカルニチン」です。アセチルカルニチンはアミノ酸の一種で、疲労・ストレス軽減の効果があると報告されています。
上記のようにダイエット目的で筋トレをする人にとっては、これ以上ないほど好条件な食材です。鹿肉を食べるだけで、筋肉の元となるたんぱく質、疲労回復効果、エネルギー転換のためのビタミンなど、筋トレ効果を最大限サポートしてくれます。
鹿肉とそれ以外の肉の比較
栄養素など | 鹿肉 | 豚肉 | 牛肉 |
---|---|---|---|
エネルギー(kcal) | 147 | 291 | 411 |
たんぱく質(g) | 22.6 | 18.3 | 13.8 |
脂質(g) | 5.2 | 22.6 | 37.4 |
鉄分(mg) | 3.4 | 0.6 | 0.7 |
ビタミンB2(mg) | 0.32 | 0.28 | 0.18 |
ビタミンB6(mg) | 1.3 | 0.5 | 1.1 |
参考:日本食品成分表2015年版(七訂)を基に作成
一般的に食べられる豚肉、牛肉と比べても、鹿肉はヘルシーかつ先述した栄養素が多いことがわかります。特に低脂質で高たんぱくなため、ダイエットや筋トレに向いている食材といえます。
いつも食べている豚肉や牛肉を、鹿肉に変えるだけでヘルシーな肉料理にできます。鹿肉を使ったレシピについても紹介していますので、あわせてご覧ください。
鹿肉がダイエットに向いている理由
鹿肉がダイエットに向いている一番の理由は、低脂質、低炭水化物、高たんぱくな点です。脂質・炭水化物が少ないことからカロリーも低く、積極的に食卓に取り入れたいお肉になっています。
また、鹿肉は歯応えがあるため、しっかり噛むことになります。その分満腹中枢が刺激されるため、空腹を感じにくくなるということです。特にジャーキーにすればおやつ代わりにもなるためおすすめです。
まとめ
鹿肉は低カロリー、低脂質、高たんぱくな食材です。鉄分やビタミンB2・B6が多く含まれており、アミノ酸も含まれていることから体づくりにも役立ちます。
一般的に食べられる豚肉、牛肉と比べてもヘルシーなお肉なため、健康管理に気を遣いたい方にとってもおすすめです。
サラダチキンなどは味気ないことが多く、飽きる人も多いですが、鹿肉はしっかりとした歯応えとお肉の香りがクセになる食材です。
最近ではスーパーで売っていることも多いため、ぜひこの機会に鹿肉を食べてみてください!
狩猟のギモン、YouTubeでお答えします
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