本記事では、鹿肉を使ったジビエ料理のレシピを紹介します。ジビエ料理と聞くと、ハードルが高く感じるかもしれません。しかし、普段から肉料理をしている人にとっては、簡単です。
今回紹介するレシピは、自宅で簡単に作れるもののみを紹介しているので、ぜひチャレンジしてみてください!
また、良い鹿肉を見極めるコツについても解説しています。スーパーなどで購入する際に役立つポイントなため、ぜひご覧ください。
鹿肉を使った簡単ジビエレシピ5選
早速、鹿肉を使った料理のレシピを紹介していきます。今回紹介する料理は以下の通りです。
- 鹿肉のステーキ
- 鹿肉カレー
- 鹿肉の味噌漬け
- 鹿肉のジャーキー
- 鹿肉のカツレツ
1.鹿肉のステーキ
鹿肉を贅沢に食べるならステーキがおすすめ。ジビエならではのジューシーな味わいと噛みごたえが楽しめます。
材料
- 鹿のロース肉 200g
- 赤ワイン 100cc
- 塩 小さじ⅓
- コショウ 適量
- オリーブオイル 適量
調理方法
- 鹿肉を赤ワインに入れて、冷蔵庫で1時間寝かせる
- 鹿肉を取り出し、1cm間隔ほどで切り込みを入れる。
- 熱したフライパンにオリーブオイルを敷き、中火で3分ほど焼く
- 裏返して2分焼く
- 取り出してアルミホイルに包み、5分置いて完成
※肉を焼く前に冷蔵庫から出しますが、肉が冷えている状態だと焼いた際に水分がでて下味が落ちちゃいます。焼く前に肉を常温まで置いておくことをお勧めします。
鹿肉カレー
鹿肉を漬け込む以外は、通常のカレーと同じ手順で作れるため、ジビエ料理初心者の方におすすめの料理です。
材料
- 鹿のもも肉 500g
- 赤ワイン 50cc
- オリーブオイル 適量
- にんにく 好みの量(チューブでも可)
- たまねぎ 好みの量
- にんじん 好みの量
- カレールー
調理方法
- 鹿肉を3〜4センチほどの厚さに切る
- 切った鹿肉を50ccのワインで、2時間以上漬けておく
- オリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れ、鹿肉を炒める
- 肉に火が通ったら玉ねぎ、にんじんを入れる
- 水を入れ沸騰させる
- アクを取り、20分ほど煮込む
- 市販のルーを入れて、とろみがついたら完成
※肉の状態によっては硬く感じることもあります。圧力鍋で煮込むと硬さがなくなり美味しくいただけます。
鹿肉の味噌漬け焼き
鹿肉の味噌漬け焼きは、シンプルながらに鹿肉の美味しさを楽しめる料理です。昔から食べられている伝統的な料理であり、お米が進みます。
材料
- 鹿のもも肉 400g
- 味噌 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1
- 醤油 小さじ1
- しょうが(チューブ式のもの) 適量
- ニンニク(チューブ式のもの) 適量
調理方法
- 調味料を全て混ぜ合わせる
- 鹿肉を1cmほどの厚みで切る
- 切った鹿肉を1に半日ほど漬け込む
- フライパンで両面焼く
鹿肉のジャーキー
※写真はイメージです
鹿肉の旨みが凝縮した鹿肉のジャーキーは、おつまみやサラダにプラスすることで、高級感ある料理に早変わりします。時間はかかりますが、ほとんどの工程が放置で終わるため、想像以上に簡単にできます。
燻製機とチップは意外と安く手に入るため、この機会に燻製デビューもおすすめです。一緒にチーズなどを燻製するとお酒に合いますよ。
材料
- 鹿のもも肉
- 燻製チップ
- 水 1L
- 塩 150g
- 砂糖 75g
- ガーリックパウダー(お好みで)
調理方法
- 沸騰させたお湯に塩、砂糖、ガーリックパウダーを入れて溶かす
- 鹿肉を5mmほどにスライスする(筋繊維に沿うと切りやすい)
- 1に鹿肉を漬けて2昼夜、冷蔵庫で漬け込む
- 1よりやや濃度の低い塩水に浸して3時間ほど塩抜きする
- 冷蔵庫の中に広げて乾燥させる(日中、風通しの良い場所でも可)
- 燻製機にチップを入れて3時間ほどスモークする
鹿肉のカツレツ
鹿肉のカツレツは、ジューシーな鹿肉を楽しみたい方におすすめの料理。丼にしても良しの簡単レシピです。
材料
- 鹿のロース肉 250g
- 塩コショウ 適量
- 小麦粉 適量
- 溶き卵 1個
- パン粉 適量
- 揚げ油 適量
調理方法
- 鹿のロース肉を1cmほどの厚さに切る(筋がある場合は取り除く)
- 塩コショウをふり、下味をつける
- 小麦粉、溶き卵、パン粉の順につけ油で揚げる
鹿肉の部位ごとに適した料理
鹿肉には、部位によって向き不向きがあります。ここでは、部位ごとにおすすめの料理ジャンルを紹介しましょう。
肉の部位 | おすすめの料理ジャンル |
---|---|
ロース | ステーキ、ロースト |
モモ | 生姜焼き、唐揚げ、ステーキ、煮込み |
ヒレ | カツレツ |
カタ | ハンバーグ、麻婆豆腐などミンチで使えるもの |
特に秋シーズンの鹿肉は特に美味しいことで有名です。9〜11月に獲れた鹿は、脂が乗っており肉の締まりが良いため、旬といえます。
鹿肉に合うおすすめの調味料
ここでは、鹿肉に合うおすすめの調味料を紹介します。
おすすめの調味料 | 特徴 |
---|---|
にんにく | 香ばしさが出るため、ローストなどに |
しょうが | 赤肉の生臭さを緩和させる |
コリアンダー | ひき肉にした時の臭いを緩和させる、ハンバーグ・ソーセージなどに |
シナモン | 甘い香りでやや味付けが優しくなる |
ローズマリー | ジビエ独特の臭みを緩和させる |
基本的には生臭さを消すものを優先して取り入れ、あとはお好みで味を整えていきます。ジビエらしさを楽しむならピンクソルトなど岩塩系のものもおすすめです。
生食は危険なため要注意!
野生動物の体内には、寄生虫やE型肝炎ウイルスが付着している可能性があります。十分に加熱処理すれば、問題なく食べられますが、生食やレアなどの焼き加減だと食中毒のリスクが高くなります。
生食用として販売されていない限りは、危険な食べ方になるため、必ず火を通した調理を行ってから食べましょう。
実は鹿肉はダイエットや筋トレにも向いている
鹿肉は低カロリー、低脂質、高たんぱくと理想的なお肉になっています。また、鉄分やビタミンB6・B12なども豊富で、日常的に食べることで貧血の防止や免疫力の低下を防いでくれます。
豚肉や牛肉と比べ、やや値段は高くなりますが、健康管理に気をつけている方にはおすすめの食材です。鹿肉の栄養素について詳しくは、以下の記事で解説しておりますのであわせてご覧ください。
まとめ
鹿肉は日常の食卓に取り入れても、違和感のない美味しい食材です。ジビエ料理はハードルが高いイメージがありますが、普段から肉料理をする人にとっては豚肉や牛肉と変わりません。
栄養が多く、低カロリーでヘルシーな食材なため、健康管理に気を遣われる方や筋トレをしている方にもおすすめです。ぜひこの機会に鹿料理に挑戦してみてください!
また、鹿肉以外にも鴨肉、猪肉など多くのジビエがあります。以下の記事で別のジビエ肉についても紹介しているため、あわせてご覧ください。
狩猟のギモン、YouTubeでお答えします
シューティングサプライでは、YouTubeチャンネルも運用しています。
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