鴨撃ちに有効な散弾の号数は3号〜7.5号!弾選びと撃つ時のポイントも解説します
鴨撃ちの準備段階で、散弾の号数に悩むことはよくある悩みです。
結論からお伝えすると、おすすめは3号〜7.5号の散弾がおすすめ。本記事では、なぜこの号数がおすすめなのかを解説すると共に、弾選びや射撃で大切なポイントを紹介します。
実弾を販売する銃砲店シューティングサプライならではの知識をお届けしますので、ぜひご覧ください。
鴨撃ちの散弾の号数
鴨撃ちの散弾でおすすめの号数は3号〜7.5号です。
号数 | 直径 |
3号 | 3.5mm |
4号 | 3.25mm |
5号 | 3.0mm |
6号 | 2.75mm |
7.5号 | 2.41mm |
基本的には3〜4号の弾を使用することをおすすめします。弾を小さくし過ぎると、鴨を仕留めきれず半矢で傷ついた状態にしてしまうためです。近射であれば5〜6号の弾を使う方も多くいます。距離と狙う鴨の大きさに応じて対応することが重要です。
また、猟期ごとに弾のサイズを変える場合もあります。北海道でマガモを狩る時を例に時期と弾の大きさを見てみましょう。
時期 | 弾の大きさ |
10月(猟期始め) | 4号〜7.5号 |
雪が降る前後 | 3〜4号 |
真冬 | 2〜3号 |
鴨撃ちの弾選びで大事なこと
バラ弾散弾の場合はほとんどが2.75”装弾となっていますが、なかには3”の強装弾もラインナップしている銃砲店もあるかもしれません。弾の全長は特に重要になります。薬室よりも長いサイズの弾を発射してしまうと、異常内圧により怪我や死亡事故に繋がるおそれがあるため、弾の全長には注意しましょう。
鴨撃ちの散弾を撃つ時のポイント
銃身の絞り(チョーク)を把握しておくことが重要です。絞りがきつければきついほど、散弾が広がる距離が遠くなります。
特にクレー射撃で使用している銃身をそのまま狩猟で使用する場合は、弾の号数も変わるため試射段階で弾の広がり方を見ておく必要があります。
射撃場で的に紙を張り、弾が最大限広がった状態のパターンを覚えておくことで、猟場に出た時に役立ちます。
具体的には、そのパターンの中に鴨を捉えるよう意識して射撃をすると命中率が上がります。イメージとしては網を発射するようなイメージです。
弾の広がり方については以下の記事で動画付きで解説しているため、命中率を上げたい方はご覧ください。
http://www.s-supply.net/contents/?p=7130
まとめ
鴨撃ちは3号〜7.5号の間で弾を選べば、傷つけ過ぎることなく、半矢となり仕留め損ねることも少なくなります。距離と鴨の大きさに応じて弾のサイズを変えることも重要です。猟場の環境によっては、時期によりサイズを変えることもあります。
また、練習無しでいきなり猟場に出て当たるほど鴨撃ちは優しくありません。事前に射撃場で弾が広がるパターンを把握し、動的射撃(クレー射撃)の練習をきっちり行い、当てる感覚を掴む・ご自身の銃の所作をマスターしていただき、猟場では臨機応変に射撃をする必要があります。
鴨撃ちにおすすめの散弾銃やその他のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しておりますので、あわせてご覧ください。
http://www.s-supply.net/contents/?p=8129
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