レミントンM700の魅力を銃砲店が解説！特徴から実用射程、おすすめのカスタムも紹介します

今回は、当店で取り扱っているレミントンM700の魅力について紹介します。

狩猟での使いやすさ、実績からおすすめのカスタムまで解説しますので、ライフル射撃や狩猟好きの方はぜひご覧ください。

ライフル銃の中でも王道のレミントンM700について知っておくことで、他の銃との比較になりさらに詳しくなれます。

レミントンm700の特徴

定番のボルトアクション式ライフルであり1962年に発売されて以来、未だに使われ続けている根強い人気を持つライフル銃です。

ライフル銃の中でもかなりスタンダードな部類であり、この銃を基本として他の銃の良さ・悪さを判断することもできます。

ボルトアクションであることから、動作不良も起こりにくく、万が一破損してもすぐに交換可能と非常に使いやすい銃でもあります。

今回紹介しているレミントンM700ADLはカスタムライフルのベースとして使われる銃でもあり、マグプルのストックと着脱式の弾倉にカスタムしたりと、使い慣れてきてからの拡張性が高いのも嬉しいポイントの一つです。

レミントンM700ADL 30-06を見てみる

・サードパーティー製部品が豊富

M700発売から全世界的に大ヒットし、もっと良くしよう！といったカスタムパーツも豊富にリリースされています。全く違うメーカーの銃でも、機関部の寸法はレミントンM700と全く一緒。なんてお話はかなり多いです。（クリステンセンアームズも実はそうです）

・豊富な製品ラインナップ

「M700」といっても、VTRやVLS、センデロ、マグプルと派生ラインナップが多いのも特徴です。好みのモノをチョイスできますね。

※現在は一部の商品のみのラインナップになってます。

レミントンM700の欠点

良いこともあれば、悪いこともございます。M700もウイークポイントが存在します。

・ボルトハンドルが一体成型ではなく、ロウ付け構造。

通常で使用している分には何ら問題ないことですが、ハンドロードされている方に注意です。ハンドロードにてかなりのホットロード（火薬過大装填）の際、空薬莢が薬室に張り付く現象が起きます（ホットロード以外にも原因はございます）張り付きが起きた場合はボルトを起こす、引っ張る動作がかなり固くなり空薬莢の排出に難儀します。一体成型のボルトハンドルの場合はプラハン等でハンドル自体を叩きながら起こしてもびくともしませんが、M700のハンドルはいとも簡単にもげてしまいます。

もげたら空薬莢の排出は困難を極めます。M700のハンドルは優しく扱ってください。

・エキストラクターがチープ

発砲後の空薬莢を薬室から引っ張ってくる役割をする部品がエキストラクター（抽出器）です。

M700はCリングエキストラクタ—と呼ばれる独自の機構となってます。日本国内もそうですが、本国の米国でかなりの不評です。早期摩耗でダメになる、構造上信頼性に欠けるといった声が多く、他の機構のエキストラクターに改造交換してしまう方も少なくはございません。