「クレー射撃が気になっているけど、免許は必要なんだろうか…?手続きとか大変そうで調べるのも難しそう」
そのような悩みを抱えた方向けに、この記事を書かせていただきました。
実はクレー射撃を始める上で必要なのは、「免許」ではなく「所持許可」です。
この記事を読めば、クレー射撃に必要な資格や申請手順などがわかります。
自分たちでもクレー射撃の大会を開くほど、クレー射撃好きな銃砲店「シューティングサプライ」が、クレー射撃の魅力をお伝えして人口を増やすべく、最大限わかりやすく解説しますのでぜひご覧ください!
それでは、早速見ていきましょう。
クレー射撃を始めるにはなにが必要?
クレー射撃そのものに資格は必要ありませんが、銃の所持や火薬の所持に許可が必要となります。
- 猟銃用火薬類等譲受許可証:装弾を買うために必要な資格・許可
- 猟銃・空気銃所持許可証:銃を所持するために必要なもの
- 初心者講習会(狩猟等講習会):知識を学びペーパーテストを受ける
- 射撃教習:実際に猟銃を使い使い方を学び、実技試験(クレー射撃)を受ける
クレー射撃を始めるのに必要な手続きを4つのステップで解説
では、先ほど紹介した講習はどういった順番で取得するのか、4つのステップに分けて見ていきましょう。
ステップ1:筆記試験合格まで
ステップ2:実技試験合格まで
ステップ3:実際に銃を所持するまで
ステップ4:クレー射撃に参加するまで
それぞれ詳しく解説していきます。
※それぞれの申込に必要な書類や用意するもの、各費用は下記ブログでご紹介してます。
【2022最新版】クレー射撃にかかる費用は約17万円!詳しい内訳を銃砲店が解説します!
↑銃を所持するために最低かかる費用をご紹介しています。
↑銃を所持するために必要な手続き、書類等をご紹介しています。
ステップ1:筆記試験合格まで
- 住所地を管轄する警察署(交番不可)の生活安全課にて、「初心者講習会」の申し込みをする
- 初心者講習会で座学を受け、ペーパーテストに合格する(●×問題で、50問中45点以上で合格)
- 「講習終了証明書」をもらう
ステップ2:実技試験合格まで
- 住所地を管轄する警察署(交番不可)の生活安全課にて、「教習資格認定」を申請する
- 認定されるか否かまで待つ(身辺調査が入る 2週間〜1ヶ月ほど)
- 無事教習資格認定が下り、「教習資格認定証」を取りに行くと同時に火薬類譲受許可申請(弾を購入するための許可の申請)をし、譲受許可証を受け取る(火薬類譲受も即日発行になりません。申請後概ね1~2日)
- 射撃教習を行っている射撃場(全ての射撃場で行ってる訳ではありませんので、射撃場に要確認)に事前申込をし、射撃教習を受け、実技テストに合格する→「教習終了証明書」が発行されます。
- ※「教習資格認定証」は3か月間しか有効ではない為、認定が下りてから速やかに射撃教習を受ける必要がございます。
ステップ3:実際に銃を所持するまで
- 銃砲店に行き、欲しい散弾銃を仮押さえする
- ステップ2の「教習終了証明書」原本を提示し、欲しい散弾銃の「譲渡等承諾書」を銃砲店から貰い、銃砲所持許可申請を行う(最寄りの警察署 生活安全課まで)
- 身辺調査を受け、銃砲所持許可が下りるか否かの連絡を待つ
- 許可が下りた連絡の後、1か月以内に「猟銃・空気銃所持許可証」を受け取りに警察署へ行く。
- 猟銃・空気銃所持許可証を持って3か月以内に銃砲店に行き、銃を購入・引受する
- 銃を受け取ってから14日以内に銃の検査を受ける
このステップでは「ガンロッカー」と「装弾ロッカー」も必須になります。
- 自宅に設置する場合(自宅保管):散弾銃購入の際に銃砲店であわせて購入する
- お店に預ける場合(委託保管):銃保管に関する証明書を所持許可申請時に提出する(警察署 生活安全課まで)
※委託保管の場合でも、自宅に各ロッカーの設置義務が発生してきます。
ステップ4:クレー射撃に参加するまで
- 銃砲店や射撃場などでクレー射撃の申し込みをする
- 射撃当日までに必要な物を揃えておく
クレー射撃に必要なアイテムについては以下の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
また、それぞれにかかる費用や、申請に必要な書類などは以下の記事で解説しております。より明確なイメージを掴みたい方はぜひご覧ください。
所持許可を持っていないとどうなる?
本来あってはならないことですが、所持許可証を持っていない状態で銃や弾を所持していると、以下の罰則があります。また、適切な管理をしていないと同様に罰せられるのであわせて見ていきましょう。
所持許可を受けていない人が銃を持つ:5年以下の懲役または100万円以下の罰金
許可を受けた人以外が発砲する:5年以下の懲役または100万円以下の罰金
不適切な銃の保管(ガンロッカーに入れていないなど):20万円以下の罰金
不適切な火薬類の管理(消費量の報告忘れなど):1年以下の懲役または50万円以下の罰金
銃砲所持許可証の不携帯:20万円以下の罰金
まとめ
今回はクレー射撃を始めるにあたり、必要となる資格について解説させていただきました。最後にポイントを振り返りましょう。
- ステップ1:猟銃等講習会(筆記試験)合格する
- ステップ2:教習射撃(実技試験)合格する
- ステップ3:実際に銃を申請・所持する
- ステップ4:クレー射撃に参加する
この記事を読んで、クレー射撃に興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら、以下の関連記事を役立てていただけると幸いです。非常に面白いスポーツかつ一生の趣味にできるものなので、迷っている方はぜひ!
銃の取得やクレー射撃を始める前にお悩みのことがありましたらお気軽に私たち「シューティングサプライ」までお問い合わせください。
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