多くの狩猟マニア、ガンマニアをうならせる名銃メーカー、「サベージ」
今回は、サベージ社の創設者や、会社の歴史、サベージの名銃について解説させていただきます。
この記事を読むだけで、サベージの知識がまるっと手に入ること間違いなし。
※日本では「サベージ」という発音・表現が通ってますが、本国ですと「サベジ」や「サヴェッジ」となるようです。まぁ、余談です(笑)
もくじ
アーサーウィリアムサベージ
ジャマイカ生まれの天才。
多くの銃設計者は、銃に生涯を捧げることが多いのですが、このサベージさん、ちょっと変わり者です。
もちろん銃メーカーとしては一流で、今でも人気の高い銃を製造している方です。では、どんなところが変わっているか?それは、彼の経歴を見るとわかります。
鉄道のマネージャーとして荒廃した鉄道の再建で成功を収め、海軍魚雷に多くの改良を施し、軍用ライフルを開発、オレンジ栽培事業を行う。最終的には、自動車業界に興味を持ち、令和の日本でも使用されている「ラジアルタイヤ」を開発して特許を取得するなど、才能が漏れ出たタイプの天才でした。
銃に関する特許は以下の通り。
- 単列マガジンレバーアクションの連発銃
- ハンマーレス設計、ストライカー発射機構
- ストックスルーボルト
様々な偉業を成し遂げながら、サベージは自分の会社を立ち上げます。それこそが「サベージリピーティングアームズカンパニー」。
サベージリピーティングアームズカンパニー
1894年に設立、マーリンに生産を委託しモデル1895を市場に販売。
このモデル1895は、銃の機構が密閉度の高い状況で行われるため、他の銃に比べて汚れの影響を受けづらかったことが特徴です。4年間で約5000丁を売り上げ、自分の工場を開設することに。この工場でモデル1899(モデル99)が生まれます。
今でも人気の会社で、銃の製造を続けています。
シューティングサプライにも入荷することが多く、ガンマニアのお客さんたちをうならせています。
サベージの名銃
ここではサベージ社が作った名銃を紹介していきます。シューティングサプライでも一番売れているメーカーの一つで、お値段が安く丈夫なことが特徴です。その証拠に、北海道で鹿猟・熊猟をやられている方の8〜9割がサベージを使用しています。(2022年5月現在)
モデル99レバーアクションライフル
サベージの代名詞とも言うべきライフル。
初期のモデル99は6発の回転マガジンを使用していましたが、後期型のモデルでは着脱可能なマガジンに変更されています。一般的なチューブマガジンを採用しなかったので、スピッツァー弾を使用できる最初のライフルとしても知られていますね。
歴史がある銃でありながら、鹿猟に多く使用されていたなど面白い経歴を持つ銃です。
※某有名狩猟雑誌ライターさんもM99を所持されてますね(笑)
サベージ212・220
非常に人気のあるハーフライフルショットガンで、ライフル銃でも使用されている「ACCUTRIGGER」を使用していることが特徴的な銃です。これは真ん中のプレートを引いた状態で、引き金を引かないと弾が出ない(シアーが外れない)、という機構ですね。
中央のプレートがシアーストッパーの役割も果たしている為、二重安全になってます。
弾倉は完全着脱式で、安全性も高いです。このモデルはピカティニーレールが最初から付属しており、チークピースやストックの付属も多いお得なセットです。
ストックやボルトハンドル等、サードパーティー製のパーツを用いてのカスタムも人気の一つとなってます。
同様の外観で完全平滑銃身(ライフリングなし)の「ターキー」モデルも存在します。
サベージM210
こちらも非常に人気のハーフライフルショットガン。非常に命中精度が高いことが特徴で、100mほどの距離であれば、命中した穴と穴を繋げることが可能なほど精密な射撃をすることができます。
212とは異なり、弾倉が固定式なので上から弾を入れる必要があります。よりボルトアクションらしさを楽しみつつ、標的に当てたい!というあなたにおすすめの銃です。
210は新銃はもう存在しない為、中古での入手のみとなりますが出てきた際は比較的安価設定のものが多いです。現行モデルより銃身長が2インチ長いので少々重量感がございますが、最初の1挺としてはお勧めですね!
まとめ
今回はサベージについて解説させていただきました。
ポイントは以下の通り。
- アーサー・W・サベージは銃だけでなくタイヤも作る天才だった
- サベージリピーティングアームズカンパニーは今でも人気の銃メーカー
- サベージには名銃が多く、シューティングサプライでも大人気
北海道は旭川市にある銃砲店シューティングサプライは、サベージ社が開発した銃のラインナップも取り揃えております。人気銃のため、すぐに在庫がなくなってしまうことがありますので、予めご了承ください。気になった銃を見つけた場合は、できるだけお早めにお問い合わせください。
狩猟のギモン、YouTubeでお答えします
シューティングサプライでは、YouTubeチャンネルも運用しています。
「鹿を仕留める時のコツはある?」
「銃の値段が違うと何が違うの?」
「そもそも銃砲店の店内ってどんな感じなの?」
上記のような、実際のお客様から寄せられた質問に対し、動画でお答えしています。他のチャンネルには中々ない、現場のギモンも解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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