狩猟免許を取り、いざ射撃!
だけど全然当たらない…こんなことありませんか?
当たらないのは、そもそもの準備が間違っているのかも?
そこで今回は、銃を取り扱う時に注意したいこと2つに加え、射撃を当てるための4つのコツを紹介していきます。
目次
銃を使用する際に注意したいこと2つ
法律違反をしない
当てる、当てない以前の最も大切な部分になります。
銃には普段猟袋(内袋)というカバーをかけているかと思いますが、このカバーを外した状態で公道に出てしまった瞬間、違反が成立してしまいます。
また、法律上のり面、側溝も道路としてみなされるため、渡り切った所で初めてカバーを外し弾を装填することができます。
最近ではドライブレコーダーを搭載している車も多く、また個人のスマホでも簡単に動画を撮影することができます。
常に見られているという意識を持ち、銃を正しく取り扱うことは何よりも重要です。
ガンハンドリング(特に銃口方向)に注意する
弾を装填した際、最も注意を払わなければいけない部分が銃口です。
当たり前のことですが、銃口が向いている方向に弾は飛んでいきます。
そのため、装填している時はいつ弾が出てしまっても大丈夫なように銃口に気を配る必要があるわけなんです。
「引き金を引かないと弾は出ないじゃん」と思われるかもしれませんが、
転倒して木の枝に引っ掛かり、たまたま発砲、なんて話はよく聞きます。
もしもの時に他人、そして自分に怪我をさせないためにも銃口には細心の注意を払いましょう。
射撃を当てるための4つのコツ
ポイント1:獲物を撃つ時は低い倍率で狙う
初心者の方は基本ライフル銃を所持できない決まりになっているため、散弾銃(その他の銃)での狩猟が一般的かと思われます。
そこで、初心者の方にオススメしているのが低い倍率で獲物を狙うこと。
これは、スコープをつけている場合の話です。
「獲物を狙うなら、倍率高い方が当たるんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そんなことはありません。
倍率が低いということは、視野が広く、獲物を捉えやすいということです。
倍率が高いということは、視野が狭く、少しのズレで獲物がスコープから外れてしまいます。
ポイント2:狩猟日の前までに、必ず練習とサイトの調整を行う
準備8割、という言葉を聞きますが、射撃に関しても同じです。
本番で射撃を当てるには、練習の段階から意識し、考えながら準備する必要があります。
準備が必要なのは射手だけではなく、銃にも必要です。
事前の整備はもちろん、サイトの調整をしっかり行うことで、目標を狙った時の命中率をあげることができます。
ポイント3:ガク引きをしない
その名の通り、「ガクッ」と引き金を引くと、狙いがブレてしまいます。
引き金はそっと引くのが基本で、いつ弾が出るかわからないくらいまでゆっくりと引くことがコツ。
「引く」というより、「絞る」といった感覚でトリガーを操作すると良いでしょう。
※この引き方は主に止まっている獲物を撃つときの引き方です。逆に動いている獲物に対しての引き方は全く逆で、「エイッ」と一気に引く感じです。
ポイント4:撃つ時の姿勢(可能であれば必ず依託する)
まず、依託物がある場合については、必ず銃を依託することをおすすめします。
(依託:ここでは銃の一部や体を対象物に預け安定させること)
例えば、木の枝に銃を引っ掛けて撃つ、リュックを地面に置きその上に銃を乗せて撃つなど。
依託するものがない場合は、伏せ撃ちがオススメ。
膝撃ちも可能な場合が多いですが、命中率は下がります。
そして、最も命中率が下がる姿勢が、立ち撃ち。
何も無い状態で、腕だけで銃を支え立ち撃ちを行うのは相当難しいです。
最初にお話した銃を依託する方法での射撃、難しければ、体を依託するだけでもかなり命中率は向上します。
まとめ
今回、銃を取り扱う時に注意したいことと、命中率が上がる4つのポイントを紹介しました。
しかし、最も大切なことは銃を安全確実に扱えることであり、射撃が上手くなることでも、獲物を仕留めた数ではありません。
銃を安全に扱えた上で射撃の時に注意したいポイントは以下の4つです。
- 獲物を撃つ時は低い倍率で狙う
- 狩猟日の前までに、必ず練習とサイトの調整を行う
- ガク引きをしない
- 依託が可能であれば必ず依託射撃をする
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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