今手に入る?もう入らない?ボルトアクションハーフライフル色々

皆様こんにちは!

シューティングサプライ わたなべです。

 

 

本日は現時点(2021.5)で新銃で入手できる、新銃は生産がなくなってしまったが中古で流通しているボルトアクション方式ハーフライフルショットガンのご紹介をしていきます。

 

これからボルト式ハーフライフルショットガンを購入お考えの方の参考になれば、と思います!

 

 

 

新銃で手に入る!

まずは現時点で新銃で手に入るもののご紹介です。

表示している価格は当店での価格となります。

詳しい詳細はリンク先の商品詳細をご覧ください。

 

SAVAGE ARMS

サベージ212・220  ¥250,000+税~

言わずと知れた銃ですね。

こちらのモデルはストックがアジャスタブル機構になったタイプを指します。

アジャスタブルではないモデルは、下記の「手に入らない」部で紹介します。

 

12番仕様や20番仕様が選択でき、ストックも通常のグレーカラーかカモフラージュカラーから選択でき、

更にステンレスモデルやレフトハンドモデル(20番仕様のみ)と、非常にバリエーションに富んでます。

 

リニューアルして、命中精度向上に関わる仕様変更もされてますので命中精度も良くなってると思われます。

薬室は3インチ・2.75インチ両方とも発射可能な「3インチ薬室」ですので、弾を選びませんね。

 

残念ながら、給弾や排莢時の動作は旧モデルから特に変更点はないので、ゆっくりボルト操作してしまうと給弾不良や排莢不良をおこしてしまうことがございますが、ボルト操作の工夫でいくらでも改善できます!

 

ストックカラーやステンレスバージョン、LH用とバリエーションが多いので、色々な方にマッチしますね!

社外のカスタム部品も一部では適合するので、自分好みにカスタマイズも可能です!

 

Browning

Browning A-BOLT SHOTGUN  ¥203,000+税~

上記のサベージか、もしくはこちらのAボルトショットガンかで二分してる大人気銃です。

長く存在しているモデルですね。

 

メーカーがブローニングとなってますが、製造は日本のミロク製作所で作られている、メイドインジャパンです!

12番仕様しか製造してませんが、サベージにはないウッドストックの「ハンター」や、黒シンセティックストックの「ストーカー」、カモフラージュストックの「カモ」とストックを好みの仕様から選べるのは良いですね。

こちらの銃も3インチ薬室ですので、装弾を選びません!

 

なんといっても日本製ですので工作精度が良いです。

はっきり言って給弾や排莢動作・ボルトの操作具合はAボルトショットガンに軍配が上がります。

エキストラクタ-やエジェクタ-の形・機構が全く違いますので比較対象となるかどうかは難しいところですが、ラフな操作やゆっくりなボルト操作でもほぼ問題なく動作するのはさすがだなと思います。

ロッキングラグが60度間隔ですので、ボルトの閉鎖角が小さくなりスコープをギリギリ低くマウントしてもボルトハンドルがぶつかりにくいですね。

 

12番仕様しかモデルとして存在してないので、番径の選択ができないです。

(ミロク製作所の銃で20番仕様のモデルもありますが、MSS20というライフリングのない平滑銃身銃です)

着脱式弾倉ですが、フロアプレートを開けその中に外せる弾倉が入っているので装着・取り外しに2アクション必要となります。

日本で製造・販売しているモデルで、日本以外にはあまり流通していないのか社外のカスタムパーツがほとんどないです。

違いを出したい場合は高額なワンオフ製作となります。

 

 

新銃で手に入らない(^^; 中古品なら手に入る!?

さて、新品で手に入るのは2メーカーとなり、あとは出てきたらラッキーの中古銃となります。

こちらでは特徴等のご紹介になるので、在庫してますよ。のご紹介ではございません。

写真は当店で過去に中古品で取扱したものを掲載してます。一部取扱がないものは承諾を得てこちらに貼らさせていただいてます。

価格は当社で過去に販売した額となります。付属品や程度によって上下ありますので参考までにお願い致します。

 

 

SAVAGE ARMS

サベージ210F  税込¥104,500~110,000-

サベージ社のボルトアクションハーフライフルショットガンで一番最初に発売されたモデルです。

12番の設定しかありません。

銃身長も24インチと現行モデルより2インチ長いのが特徴です。

弾倉も箱型固定タイプとなっており、ボルトを開放した状態で弾倉に落とし込むように装填し、指で取るかボルト操作にて脱包を行います。フロアプレートのように下から脱包することはできません。

この時代はまだアキュトリガーが開発される前のようで、トリガー自体は通常のトリガーです。

ボルトの構造が現行モデルと異なり、3ロッキングタイプでAボルトショットガンの構造に近いです。

ほぼ全て元残しのハーフライフリングとなってます。

薬室は3インチですので、弾は選びません。

製造からかなりの年月が経ちますので、一部部品の供給が終わってます。故障の場合はそのまま廃銃になる可能性があります。

サベージ212・220(ストックが調整式でないモデル)  税込¥121,000~352,000-

新型が発売になってますが、中古で入荷したら人気で足が速いモデルですね。

ストックが大きく変更になってますが、細かいところですとボルトリリースボタンの形状・位置(220のみ)とフロアプレート・トリガーガードの大きさ・形状変更(212・220)といったところです。

発射機能や薬室長・銃身長、弾倉の形状等は全て同じです。

フロアプレートの大きさが変更になってしまったので、従来あったカスタムストックはこのタイプでは設定があるので簡単に換装可能ですが、新型には簡単に搭載不可で大きな修正が必要になってしまいます。

オリジナルでカスタムしたい、といった方はこちらの旧型モデルをお勧めします。

こちらのモデルも新型現行モデルもアキュトリガーですが、こちらの旧型モデルの方がプル調整幅が大きいように感じます。

Browning

Browning A-bolt SHOTGUN  税込¥110,000~220,000-

上記の新銃と同じ仕様のモデルが一般的ですが、なかには古いタイプでマズルブレーキが標準で付いていたりライフリングが元残しではなく先残しのタイプが存在してます。

現行モデルですと、3つのストックバリエーションがありますので探せば3種類のいずれかがヒットすると思います。

それ以前のモデルはウッドストックしか設定がないですが、現行モデルの中古なのかそれよりも古い手のモデルなのかはパッと見の外観では区別がつきません。

銃身長や薬室長、弾倉の機構は変更はないようです。

数年前にトリガ-のリコールが発表されてましたので、中古品を見つけて気になる方は在庫店に確認を取った方がよろしいでしょう。

Tar hunt

RSGショットガン12・20  税込¥220,000前後

アメリカのカスタムライフルメーカーTar hunt(ターハント)のカスタムスラッグガンです。

アメリカのショットショーで、非常に優秀なライフルドスラッグガンとして過去に表彰を受けている程の仕上がりです。

構成部品の一部に某ライフルメーカーと全く同じ部品が使われていて、そのメーカーのカスタムパーツがそのままインストールできたり、デフォルトの状態でマクミラン製のファイバーストックが採用されてたり(20番モデルのみ)と随所にこだわりを感じます。12番モデルはウッドストックのみと思われます。

そのこだわりの如く、現地価格も高く必然的に日本での価格も高価になりがちです。

20番モデルですと、2020年までトウキョウジュウホウ様で取扱があったようですが、2021になり最新のカタログではなくなってしまったので、新銃でも手配ができない。とさせてもらいます。

※2019年に新銃RSG20の価格のお問合わせをした際、100万円近い価格だったのを覚えてます(;’∀’)

元々大きなメーカーではなく、個人経営の小さなところのようで生産枠も僅か、高齢になり供給も難しいようで銃本体はおろか補給部品すら難しい状態です。

下記の動画内でも、部品が破損し各社にお問合わせしたが補給部品がなく、ワンオフで製作してもらったとありますので覚悟は必要かもしれません。

12・20共にマズルブレーキが採用されているのが特徴で、12は着脱式の弾倉、20は固定式のブラインドタイプの弾倉です。

生産年代によって3インチ薬室のタイプと2.75インチの薬室があるようで、3インチ装弾を撃ちたい方は発見した際は要お問合わせですね、

20の最終?モデルはステンレスアクション・バレルになってるようです。

 

12は当社で取扱がなかったため、「やまくじちゃんねる」様よりご承諾を得ましてターハントRSG12モデルのご紹介動画をつけます。

※こちらの方が非常に参考になりますね(笑)

 

20は下記写真が一般的に出回ってるモデルとなります。

 

Mossberg

モスバーグ M695  税込¥77,000~99,000-

アメリカの銃メーカー、モスバーグのM695です。

ポンプアクションや自動のイメージが強いですが、過去にボルト式スラッグガンがありました。

12番しか設定がなく、銃身長は22インチ、こちらもマズルブレーキがございます。

弾倉も着脱式で、薬室長も3インチですので装弾をえらびません。

元々新銃でも安価(このメーカーの銃は安価設定です)でしたので、絶対的な価格が安いです。

値段を重視、とった方でしたらお勧めです。

ただ、こちらも生産されてからかなりの年月が経ってますので、部品の供給が難しいところもございます。

サベージ210やターハント同様、破損=廃銃 又は 破損=高額修理 といったことも考えられます。

現在はライフルを所持していて、過去にこの銃で10年共にした方のお話をお伺いして、「よく当たる銃だよ!」とお聞きすることが多いです。

使用する装弾にもよりますが、命中精度には定評があるようです。

※数年前の旭川支部の射撃大会でもこの銃を使って優勝されていた方がいました!

 

Marlin

マーリン M512  約¥100,000前後

アンダーレバーの銃がメインのアメリカ・マーリン製の銃です。

恐らく、今回紹介した銃の中で1・2争うくらい数の少ない銃ではないかと思います。

正直、私も現物を見たことがございません(^^;

色々出ている情報を元にご紹介します。

21インチの銃身で、元残しのハーフライフリングとなってます。

この銃が日本にあるボルトアクションのハーフライフルですと一番コンパクトになるかもしれませんね。

着脱式弾倉となっており、こちらも12番の設定しかありません。

薬室長は記憶では2.75インチしかなかった記憶がございますが、3インチの可能性もありますので見つけた際は事前に確認を取った方が良いかもしれません。

ボルトハンドルの形状が独特ですので、大きいスコープやスコープリングだと接触してしまう恐れがございます。

なんせ現存数、絶対的な丁数が少ないので激レアに近いと思います。

ハーフライフルで、人とは違ったものが持ちたい!といった方は良いかもしれませんが、故障等のメンテナンスは上記銃と同様になりそうです。

 

 

 

以上、新銃で手に入る、新銃ではもうないが中古で出回ってるボルト式ハーフライフル銃のご紹介でした。

新銃ですとサベージかA-boltのどちらか、中古銃はほとんど12番モデル、と少し寂しいですがでもこれだけ手に入る可能性がございます!

中古銃の中で、故障したら~ と書きましたが、一般的に使用してて故障するのは稀と思われます。

故障が少ないのがボルトアクション方式の特徴ですし、修理という修理も殆どありません。

ただ、転んで銃床を折ってしまった!等外的損傷は別です。

 

色々と探してみて、気に入ったものを見つけてそれを所持し山に入る。趣味の世界でもありますので探すのも楽しみの一つかと思います!

最後に当社取扱、中古散弾銃の一覧です♪

中古散弾銃 一覧

 

 

 

Shooting Supply   わたなべ

狩猟のギモン、YouTubeでお答えします

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「鹿を仕留める時のコツはある?」
「銃の値段が違うと何が違うの?」
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上記のような、実際のお客様から寄せられた質問に対し、動画でお答えしています。他のチャンネルには中々ない、現場のギモンも解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。

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